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少年期のいじめの境遇から一念発起~

挫ける心を叱咤して-8-山荘で登山のレクチャー

【バージョンアップの改訂版です】

仏山荘で初めての山泊まり

塔ノ岳の山頂に17時前に着き、明朝の朝食とお弁当を予約、西に沈む夕日を撮ろうと思って外に出た。宿泊する人は少なく日帰りの人も姿はなく、夕日を撮っっているザックを傍らに置いて中年の男性が、夕日を撮っている。登って来たばかりのような雰囲気だ。 まだ冬シーズンから春に切り替わらない、この時期、見た目で登山に慣れた人たちが多い。まさるも奥多摩では日帰りコースで、夕闇迫る頃は下山していたので、山頂で夕日を撮ることは初めてかもしれない。 宿泊する組は4組くらいで、男女のペアが3~5組と女性だけの組も何組か。遅い到着の人も当たり前で、4~5名がカウンターで、申し込んでいた。ここは予約なしでも受け付けるらしいが、 『夕食などが用意出来ないこともあるので、なるべく事前に電話を入れてほしです』ロビーで寛いでいるとそんな話声が聞こえる。まさると同年代はほとんど居ないようだ。 まさるは、寝る前に祖父と姉にメールで報告。広沢寺温泉の信さんにもメールで、夕方会った斎藤さんの事と、無地到着を送信。

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塔ノ岳の尊仏山


同宿の先達に貴重なアドバイスを貰う

寝る前に、同室になった山に慣れて居る、和田さんと言う男性と話し込んだ。 自分のプランが、あまりに杜撰で広沢寺温泉で完全に見直してもらったことを話すと
「それは良かったですね、慣れない人はマップを見て高低差は分っても、植生状態やルートの荒れ方などは分らないので、ストレートで行けそうに感じるんですよね」
「そうでした、私も大山に寄らずに、藪こぎで三の搭に登ろうと考えていましたが、皆さんが昔から踏み固めて登山ルートはそれなりの歴史と言うか、年季が入っていて最良の道筋になって居るんですよね、感動しました」
「それで、どこから入ったんですか?」
「実は、広沢寺の住職の紹介で、宿のご主人に全面的に見直していただき、大山の裏がわの唐沢峠の少し下った処から,県道秦野清川線に出るだけでしたが、低位置の手入れをして居ない雑木林は、素人には応えますね」
「広沢寺温泉からは、逆に藪が濃いからきついですよ、私はあの宿は止まったことは無いんですが、何しろ値段が高い!」と、笑った。
ヤビツ峠に回ろうかと考えましたが、マップとコンパスで確認すると札掛橋に近いようなので長尾根周りで、ガイドブック通りのルートを辿ってきました」

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 登山は足で辿るものと気づく

「明日はメーンルートで丹沢・蛭ヶ岳・檜洞丸ですか?」
「当初は熊木沢・ユーシン・同角山稜を考えました、マップに難所が多く危険と在りましたが、ご存知ですか?」
「2~3度歩きましたが、ルートはありますが危険個所が多く、利用頻度が低いので登山路が荒れていて、単独行は無理ですね、広沢寺の方も勧めなかったでしょう~」と、笑っている。

「アルプスとかも考えている人は、訓練の積りで何日かかけてあの付近で体験するのも良いでしょうが、もう危険を冒す年でもないし、好きなコースでは無いですね」
ユーシンから蛭ヶ岳のコースも沢登がキツイところらしいですが、同じようなのでしょうか?」
「あの沢登は、雨の後でなければ、石が安定してザイルの場所もありますが、男性なら大丈夫ですよ、同角山稜は結構長いクサリ場もあるし、片側が足元から石がゴロゴロ落ちるところもあって、気を抜けないんですよ、一人ではやめた方が好いですよ」
「素人が、勝手な思い込みの山歩きは危ないですね、いろいろ有難うございました」

今日も思わず話し込む

「初めての山登りにしては、装備もしっかりしているし誰かに教わったのですか?」 「中学まで、引きこもりで登山などが考えていませんでしたが、高校に入る直前に祖父に諭されアウトドア派になったんです」
「それはいいお爺さんですね、元気なのでしょう?」
「はい定年になって3年ですから、63歳くらいかな?」
「まだ若い、私は65歳ですから2歳も若い」
「今回の登山は、全部祖父が段取りして呉れたんです、さっきもメールで報告したばかりです」
「中々いい関係ですね、私も孫としっかりと付き会わなくちゃいけないな!何しろバンドを組んで土日はほとんど居ないからね」
「僕も、そんな活動してみたいですね」
「今は、大学何年ですか?」
「まだ入学していないんです、4月から大学生です」
「えっつ 大学3年くらいと思っていましたよ」
「高校に入って、日本武道をやっていました」
「柔道か、やはり剣道ですか?」
「あまり、一般的じゃない合氣道と空手も少し」
「これも驚きだなぁ~登山とリンクする部分が見えないね」と、笑顔が消えた。

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合氣道の効能を!

「中学時代まで、引きこもりで青白いヒョロヒヨロだったんですが、ここでも祖父の力と言うか、心配した祖父が合氣道の道場を開いている友達に相談し、そこに3年通いました」
「合氣道は、試合は無いと聞きましたが、昇段試験なんかもあるのですか?」
「勝敗を決める試合はありませんが、昇級・昇段の審査があります。稽古の深浅を審査する審査会ですね、審査員の指示する技を上級者の攻撃に対応する処が見るようです」 「なるほど、攻撃を仕掛けるのではなく、攻撃に対する防御とかかわす技を見るのかな?」
「女性の護身用に入門者が多いようで、幼児から受け入れています」
「失礼ですけど、柏木さんはどのレベルですか?」
「高校生以上は5級から始めるのですが、この間二段に昇段しましたが稽古の頻度なども見られますね」
「スゴイジャないですか、三年で二段とは」
「学校の教科に柔道などもありますが、合気道は精神教練と言うか、座禅で瞑想したり自分自身との闘いと言われ、相手と取っ組み合いも無いし、瞬間的に手首を掴んで捻って交わしたりしますが、護身術と思っています」
「いや~いい人と会えたなぁ、思わず長話になって申し訳ないです」と、右手を出して握手し
「またどこかでお会いしたいですね」と、ご自分の名刺をそっと出した。
「はい僕の方こそ話を聞いていただき、逆に大きな教訓を頂きました、有難うございます」と言い、住所と電話番号をメモして渡した。
「明日は、私は丹沢から宮ケ瀬に戻るので、丹沢山まではご一緒できるが、ケガをしないように頑張りましょう」寝床を作ってもぐる。

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塔ノ岳から見る富士山
ずっと話したいワダさん

急ぐ旅でもないが、6時からの食事に間に合うように起床、和田さんも起きたようだ。

「おはようございます」と丁寧に頭を下げて礼をする。
「おはようございます、夕べは楽しかったよ、あなたのはなし奥が深いなぁ~」と、まさるの肩をポンと叩く。

日の出前なので記録のため外に出てみる、結構寒い、夜の間に小雪が舞ってようだ。3月半ばぼ平地なら雪はは珍しくて話題になるのだが、標高1,500メートルくらいになると当たり前の風景なのだろう。 今日も静かな一日になる予感。大山の向こうの空が白みかかって来た。太陽は見えない。
「今日は,お天道様が機嫌が悪いようだね」と和田さんと一緒に戻る。 昨日の夕方、富士山の後ろに姿を隠したままだ、拗ねているようだ。 ”おでん定食”の朝食を頂く。朝からおでんで、ザワツイテいる食堂だがさっさっと食べて、カウンターでお弁当を受け取り出発だ。

和田さんも、年期の入ったザックを軽々背負い、各ベルトを締めながら
「柏木さんのザックは本当に新品だぁ」と言いながら、後ろから点検してくれた。


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