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まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

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本能で猛ダッシュ

獲物を狙う勘は冴えている

 メトロを降りて歩きながら、喉の渇き飲み物が欲しくなりそんな店を目で探して居ると、動作が不審な男が目に付いた。入庁後府中で散々教わった観察力が働いた様だ。

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街角から駆け出す男は、傍で見ているマイケルには格好の獲物に見える(^^♪


 明るい時間帯だが人通りの少ない町角に、人待ち顔だが何か違う感じがする男を目で追うと、突然走りだした。

 

両側が建物の脇を中年の女性が、バックを抱える様に急ぎ足で遠ざかる。

マイケルも思わず
「やばい~」と呟き同時に走り出していた。

10秒で不審者確保

コンパスの長さで忽ち後ろに付き、女性に手を伸ばした左腕を掴んだ。
ゴム底のスニーカーなので迫ったのに気付かなかった様で、腕を押さえ付け前のめりにに転んだ。

20代で、運動して居る様な体がしっかり筋肉が付いている。

 

女性も物音に気付き後ろを見たときは、自分の脇に男が倒れその腕を若い外人が押さえ込んでいる。

 

「大丈夫でしたか?」と外人さんが分かり易い日本語で話かけて来た。

慌てて
「はいっバックを押されましたが、この通りです」とバックを前に出して微笑む。

 

「あぁ~それは良かったですね」とマイケルの右ひざで肩から首筋を押さえ込んでいる男は、地面に顔を押し付けられ目を白黒して、声も出せない。

 

周りに人が集まりだしたので、マイケルが警官を探したが見当たらない、すると眼が合った高校生くらいの若い男性が

「僕が交番に行ってきます」と駆け出して行った。

 

マイケルは、彩音さんに教わった片手取りで手首の急所を軽く押さえ、立ち上がった。

女性は、中年と思ったが30代のOLタイプの人で、会社の用事で銀行帰りの様だ。

 被害者は会社経営者

「有難うございます、バックが押された時思わず強く引きましたが、付けていたのでしょうか?」と、青ざめた顔になって居る。

 

「僕が気付いた時は、立ち止まって居ましたが~」男は下を向いたまま何もしゃべらない、マイケルも聞こうともしない。

 

ここは地元のお巡りさんに渡せば上手く処理するだろうと考え、犯人をそのまま渡そうと待って居るとさっきの少年と一緒に、マイケルと同年配の制服の巡査が走って来た。

 

「有難う、走らせちゃったね」とマイケルが笑顔で少年に礼を言い

「ご苦労さんです、ちょっと怪しい挙動だったので確保しました」と不審者を正面に向かせる。

 

「え~と、どんな状況でした」とマイケルと、被害者の女性と、不審者の顔を順々に眺める。

駅前交番に引き渡す

 

「じゃ僕が話します、私は府中の役所に勤めている名護マイケルと言います、丁度コーヒーショップを探して居ると、この男性が何かを物色している様に落ち着かないので気になり、見て居ました。5~6メートル離れて居ましたから気付かないで、この方がバックを抱える様に急いで居ましたので、危ないと感じて追いかけて確保しました」

 

マイケルが状況を淡々と話すのを、当事者だけでなく周りのやじ馬も唖然と眺める。

「もしかして、あなたは本庁の方ですか?」と聞くので誤魔化さず頷く。

 

「あっ御免なさい名護さん申し訳ありません、お預かりします」と不審者の腕をとる。

 「あなたはお名前は何と言いますか?」と不審者に向かって聞く。男は無言だ

 

「あなたのお名前等をお聞きしても、宜しいですか?」と女性に聞く

 「はい 近くで不動産会社を経営して居る、安藤みゆきと言います」と礼をする。

 

 

「わたしは、後楽園駅前交番に勤務の高橋健司巡査です」と軽く会釈をする。

「君は、さっき聞きましたが通報者で記録して置いて良いですか?」と少年に聞く。

 

「はい良いですよ、これで帰っても良いのですね」とみんなに頭を下げる。

 

安藤社長が

「あなたは勇敢ですね、私は自分の事でも呆然として居ましたよ」と少年を褒める。

 

「お二方はお時間ありますかね、書類で残す必要があるので、お聞きしたいのですがお付き合い頂けますか」と恐々聞く。

 

「一旦会社に戻ってからでも良いですか?」と安藤社長が戻りたいようだ。

マイケルも講道館の顔を出して事情を話して置きたいと断り、30分後に交番で落ち合う事にした。

 

講道館でY講師に事情を話し、休講にして貰う。
「さすがですね、現役の警部さんの前で引ったくりとはドジな奴ですね」と笑う。

「僕を無視したのでしょう、存在感の薄い人間でしたね」マイケルも笑う。

 

「今日はここまで来たのですから、休講は勿体ないので終わったら顔を出してください事務所と話して置きます」と言って呉れた。

「有難うございます」と交番に向かう。