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少年期のいじめの境遇から一念発起~

まさるは田舎の道場主ー31-ランチ付き練習日

市役所の担当係長が顔を出す

まさるが、柔道着に着替え一人で受け身を遣っていると「来客ですよ~」と、香織さんの声がする。土曜日に昼前だが、約束が有ったか思い出しながら、玄関に顔を出した。
「やぁ~こんにちは、なんか道場開きが終わったようですね」と、大崎市役所の小野寺係長がにこやかに立っている。
「こんにちは、どうぞお入りください」と、言いながら持って居る手荷物を見ながら
「稽古しますか?」と、聞いて見た。
「今日は、道場を拝見したくて伺いましたが、道着を付けていらっしゃいますね」と、靴を脱ぎ始めた。「まだ本格的には、遣って居ないのですが最近体を動かさないので一人で受け身を遣って居たんです」
「私も、仕事にかまけて何年も道着を付けていないので、この間柏木さんがお出でなって気付き、女房に洗って貰ったんですよ、初心に返って鍛え直したくなりましたので、ときどきお邪魔します」と、頭を下げた。
「そうれは嬉しいですね、丁度今日がこの道場もスタートですから」と、先に立って道場に行く。奥にロッカーとシャワーが有り、浴場は温泉ですから自由に使ってください」「温泉も入れるなんて、贅沢な道場ですね」

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何故か真っ赤なフリージャが残って居ます(^^♪


 基本に忠実な経験者

「贅沢かどうかは分かりませんが、前が企業の保養所で、叔父さんが使わなくなったから上げるよと言うでので、改築して貰いました、午前中に弓道場の方を道場開きをして頂き、チョット前に知り合いの師匠が帰った所です」
「まだ、ロッカーも使う人がいないので、若い番号から使ってください。ネームカードに所属と名字を記入して、ここへ差し込んで置いて下さい」と、ロッカー番号の下の名刺サイズのカード抜いて渡した。
「道着など、持ち帰らない場合は、入れて置いても良いです、稽古中はロックしてカギを道場の名前の下のフックに掛けて置いて下さい」まさるは離れる。
小野寺さんが着換えて、道場に入り上座に向かい正坐して、礼をして顔を上げた。
「体をほぐしてください、その後乱取りをしますか」と、まさるが声を掛けた「お願いします、2~30分受け身で転び方を思い出してみます」と、柔軟体操を始めた。

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香織さんも興味ありそうだ

香織さんが片付けが終わったようで、道場の入り口に来て覗き見している。まさるが「遠慮しないで、中に入ってくださいよ」
「いやぁ~見ているだけで、投げられた気分ですよ」と、受け身の畳を叩く音に驚く。
「あれは、投げられた時の転び方を練習し、自分の体に転び方を覚え込ませている様のもので、何処も痛くないように掌で畳を叩く感じで、瞬間的に立ち上がるまでが練習です、やって見ますか?」と、言ってまさるがスローモーションの動きで、前転の基本形を見せる。「これは、最初からこのようには出来ませんが、基本は足の配りや両手の付き方首の曲げ方と、最低でも五か所の位置が大事です」と、動きながら動作を説明、反動では無く筋力ですっと立つ。
「私は、未だ体が軟弱だから向こうで腹筋を遣っているんです、この間じゅうお腹から太ももが痛くて、朝起きがるのが大変でしたが、ようやく落ち着いてきました」
「そうだね、先ず腹筋を付けると、体にばねが付いたみたいに動きが軽くなるから、上半身も遣った方が良いですよ」と、基礎体力の向上を進める。

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受け身も指導者の目で見て貰うのも、大事な稽古です(^^♪

祖父はCPUで予測している?

「向こうのフローリングは、どう使うんですか?」
「特に決めずに、今ある器械で基礎体力が弱い子供たちに、走ったり転んだりして柔道や合気道の入り口ですね、大人のダンスにも使って良いんでしょ」
「おじぃちゃんが、音響も考えて天井も板張りに工夫したんだと、言って居ましたスピーカは付いていないですよね」「未だ付いて居ませんが、後から付けやすく配線部分を外せるようにして有るそうですよ」
「いつものんびりして居る様に見えるけど、頭の中はCPUが制御しているんでしょうね何かあると、その先を予知して居ることが多いんですよ」
「建築の場合、仕上がった形も予測して設計するのでしょうが、経験が常に訓練で並みの人とは違う頭脳になって居るのかなぁ~」道場の端で受け身を遣って居る小野寺さんが、立ち上がって袖で汗を拭っていた。まさらは、香織さんに
「これから市役所の小野寺さんと、基本練習を遣りますから見ていてください」と、まさるがすっと、動いた。小野寺さんも気付いて
「大分なまって居ますね、受け身で汗びっしょりですよ」と、近づいて来た。

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「汗を拭いたら、少しやって見ますか?」「はいお願いします」と、頭を下げ畳の外に置いたタオルで、顔や首筋脇の下を拭いて顔をパンパンと叩いて
「取りをお願いします」と、自然体で立つ、まさるも真正面に向いて、顔を合わせ殆ど同時に「お願いします」と、立礼をする。まさるが「一つ一つ区切りで声を掛けますのでユックリになります」「はいっ 技の形も思い出せないので、声を掛けて頂くと助かります」と、「はっ」と自分を叱咤するように声を出した。まさるが
「単純に”背負い投げ”から行きます」と、引手を相手は前襟を目の高さまで上げ、釣り手は相手の左袖をまっすぐに曲げて状態で、体を回して両手を握ったまま体を低くして前に投げる。あっと言う間に小野寺さんがまさるに巻き付いたように投げられた。
小野寺さんは、何もなかったよう顔で、立ち上がって両手を出して構えている。
「大外刈りです」と、言いながら引手を肘の下を握り釣り手は鎖骨付近をとって自分の体を引き手側に寄せ、軸足を釣り手側の横に踏み出して、相手の重心が傾いたところで片足たちになった所を、自分の右足が相手の右足のふくらはぎ付近を刈り払う。理屈を書くとこうなるが、目まぐるしくて文章に書くのは厄介な話です。香織さんは、あまりの激しさに目を丸くして一歩引いて見ている。受け身の練習していた学生たちは、興味津々で、畳の端に正座して二人の稽古に見入っている。

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最初の約束稽古なので、ユックリ丁寧な技を出してゆく(^^♪

道場開きでランチサービス


香織さんは、静かに離れて行き、部分照明を付け腹筋台のカバーを外している。東側のカーテンを引くと、春の日差しに白樺の幹がまぶしい映える。素早く照明を消して、腹筋を始める。弓道場も動きが有ったようで、ざわついている。斉藤さんの指導は初心者には言葉ではっきり、動作を教えるので分かりやすい。廊下に有った巻き藁を、女子学生だけで道場に移動して、3台とも道場の端にセット。通常の道場は、巻き藁を軽視しがちだが、初心者が多い道場では、的射るまで時間が掛かるので、5人立ちなら3人にして巻き藁やゴム弓のスペースを作る。まさるも柔道志望者が多いので、斉藤さんに任せている。玄関に人の気配がして、豊さんが戻って来たようだ。両手に寿司屋のトート袋を持ち、ダイニングに行った。香織さんも気付いて、道場脇を音てないように走って行く。彩音さんも続いて、荷物を持って帰ってきた。ランチが届いた様だ。
彩音さんが、道場に顔を出して
「こんにちはぁ~今日は道場開きで、特別ランチ付きで~ス」と、声を掛ける。まさるも驚いて、どうしたの?みたいな顔で、小野寺さんにアイコントして、組手を離す。
彩音さんは、そのまま弓道場にも声を掛ける。女子学生は
「わぁっ~」と、声を上げ片づけ始める。斉藤さんも呆れた顔で
「練習もそのくらい前向きなら、早く上手に為るんだけどなぁ」と、後に続く。
 


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