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少年期のいじめの境遇から一念発起~

まさるは田舎の道場主ー27-道場の装飾品

道場主の気配り

彩音さんは、道場の建築工程と同じように、道場の用品を充実させていた。弓道具は、学生時代から、東京の老舗に出入りし師匠とは違った角度からアドバイスを貰い、信頼できる店だ。東京を離れる話をしても、少しも驚かず電話一本で翌日には配送してくれている。彩音さんも、翌日には振り込み送金すると、領収書も何時ものようにリアル販売と同じ流れで処理してくれる。弓を16キロから20キロで3張、グラスファイバー3張、弓かけを大小6、ゴム弓5個、練習やはアルミで4矢5組、巻き藁2俵喉のほか細々した小物を買い揃えて、着々と用意している。まだまだ揃えるものが有り垜幕・奉納幕・数え上げると桐がない、個人営業じゃ無理な話が多い
自分用の弓も3張有るので、先生に合うのも確認済でOK、礼射用の白羽も一手2組で四本ある、白扇と日の丸扇も買ったので大丈夫だ。

 

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桜も過ぎ、つつじも咲き競っています

祖父に道場開きの話を伝える

  まさるは、祖父の部屋に行き
さっきまで、巻き藁の台を作って居たが、簡単に2台の台が完成していた。
「巻き藁台有難うございます。さっき迎えに行った弓道の先生が、ここへ泊ることになりました」と、伝える。
「それは、良かったな,気に入って呉れるかな?」と、祖父も少し気にして居る。

「道場開きにお招きしてあったのですが、大学の行事で外せなくなりお弟子さんの発案で、彩音さんと中村さんが介添えで、矢渡しと言う弓の儀式を遣って頂くそうです」と、祖父に声をかけた。
「おぉ~それはありがたいね、わしたちも紋付き袴かな?」
「そこまで、堅苦しくはないでしょうが、先生は着物を持参しているのですが、助教授の中村さんは持って来ていないので、柏木の家から借りられるでしょうか?」
「あぁ~何着かあるわけだから、電話してみようか?彩音さんは荷物に入って居るのかな?」「はい、道場開きには着るので、陰干したようです」
「その辺は、しっかりとした人だなぁ」と、祖父が感心している。

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暫くぶりの世田谷の祖父

夜になって、学習ロビーに彩音さんと中村さんが来て、暫く会って居ないので学生に戻ったようにワイワイやってる。まさるは、WIFIルーターが近いので、PCを繋いだままでメールはここに来る。
2人は気を利かして一番奥の学習室に移動して、内緒話の様だ。
「済みませんねぇ追い出してしまいまして」と、後ろから謝る。メールチャックすると

暫くぶりに、世田谷の祖父からメールが入って居た。
(忙しそうで、何よりです横浜の千尋に聞いたが、道場も完成してそうで,おめでとう。道場開きにはばぁさんと一緒に行きますから宜しく。何か贈りたいのだが、全然おねだりして来ないので、心配しているよ)と、あった。

そう言えば川渡に移ってからは、2~3度しかメールしていない。
そうだ、姉のナルちゃんにもメールして居なかった。慌てて世田谷と、ナルちゃんにメールをした。世田谷の祖父からは、即Reメールでラインにすると、有った。
スマホを開いてみると、(道場の幕は誰かに頼んだか?と、トークしてきた。幕って何だろうと考え、「どんな奴ですか?」とReトーク

垜幕を指摘される

(何を言っているんだ、特に弓道場には的の上に垜幕ってのが下がっているだろう~)
「あぁ分かりました、横幅12~3メートルあるから、高そうですね」と、言うと
(だから、それくらいは年金でも買えるよ)
「有難うございます、あれには紋とか文字が染めて有りますよね」
(そうだよ、紋は少しイカメシイから、文字にした方が柔らかい感じで良いな。彩勝とか良いんじゃないか)と、トークが来た。

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中村さんが羨ましがる彩勝道場

(少し待って下さい、彩音さんが隣の部屋でお友達と離しているので聞いて見ます)と、スマホを持って、駆け出す。
足音を聞いた彩音さんと中村さんが顔を出す。
「いや~お話し中にお邪魔します」と、頭を下げながら、スマホを見せる
「えっつ世田谷のお爺さんが~垜幕をですか?」と、嬉しいのか戸惑い顔だ。中村さんが「どうしたの?」と、画面を覗く、
「いいなぁこうして皆が応援してくれて、濡れ手に粟って感じだね」と、感心している
「そうかこれって、名前だよね~それも良いかなぁ」と、彩音さんが微笑む。
「お仲が宜しくて、ご馳走様です」と、中村さんが冷やかす。
「そうだ、先生がいるんだから、聞いて見よう」と、立ち上がり
スマホ貸してね、聞いてくる」と、彩音さんが、これも駆け足のように去って行く。
「いいなぁ、こんなお婿さんどこかに落ちて居ないかなぁ」と、中村さんが嘆く。

垜幕問題に 祖父も参戦

前園先生と彩音さんが垜幕に入れる道場名を検討しているとしていると、温泉に浸かって顔を赤くした祖父が
「なんか有ったのかい?」と、ロビーに顔を出した。
「羨ましいですねぇ、柏木様」と、中村先生がまさるのパソコンを覗き、こぼす。
「えっ なにかありましたか」と、祖父も傍に来て
「あぁ~これねわしも何か寂しいなと感じていたんだが、垂れ幕ね」と、納得する。
まさるが
「世田谷で垜幕を造って呉れるので、道場名か家紋か先生に聞いて見ているんです」
「そうか、垜幕と言うのか、やはりあれは必要だな佐伯さんが気付いていたかぁ」と、言いながら「武道場の神棚の前にも、紫の幕が有ったような気がしたが、じゃぁあれはわしが持つよ、まさる~調べて注文して呉れ、弓道場と同じ文言で良いだろう」
「あっ弓道場は、彩勝として柔道場は勝彩ってのはどうだろうか?送り主の名前かな左端に文字を縦書きで、名前が入っていたな」と、祖父の頭の中は可なりのスピードで、回転しているようだ。まさるは、寸法などを入力し、見積もりを取って居た。

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垜幕をを飾った的前     画像:Wikipedia参照

頼もしい金庫番

「やはり、名前の方が良さそうですよ!」と、彩音さんが帰ってきた。
「あっ お爺様、おいででしたか、騒がしくて御免んさい」と、ぺコンと頭を下げる。
「う~ん垂れ幕を付けると、箔が付くと言うか見栄えが良くなるようだから、わしが武道場に佐伯さんが弓道場の垜幕に、負担しようかなと、考えたのだがどう~?」と、彩音さんに念を押している。まさるも、何て言って良いのか思案中。彩音さんも無言。
「先ほど、お爺様が言った案ですが、どちらの道場にも神棚の部分か、横全体に長押しと言うのですか、あの部分に紫の幕が張られていますね、家の紋だったり漢字で両脇に染めれているのが奉納幕と言われています、神社仏閣に宗徒や檀家が送るからそんな名前になったのかも知れませんね」と、中村さんが説明してくれた。

「中村先生は、建築が専門ですか?」と、祖父が戸惑ったように聞く。
「建築は専攻して居ませんが、ちょっと前に実家を再建し、床の間の長押がどうの床柱がどうのと、大工さんと話したことが有って、長押と書いてナゲシと呼ぶことを知り、和室に入ると床の間付近に目が行くんですよ」と、大学の先生はみる所が違うなと感じる「じゃぁ世田谷にメールして、垜は彩勝の文字を入れることをトークして置きます」
「今思いついたのですが、全体の看板は「勝彩館道場」は、アリですかね」と、まさるが周りを見回してニヤケテいる。

 「勝彩館夫婦道場かぁ、これも中々いい響きですね」と、中村先生(^^♪


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