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少年期のいじめの境遇から一念発起~

まさるは田舎の道場主ー26-師匠の飛び入り


弓道の師匠盛岡に出張

彩音さんの師匠、前園八千代さんは、東京の女子大の外語学部の部長で副学長を務めている。

師匠は、昔世話になった岩手の知人の依頼で、盛岡の大学で講演を依頼された。

事前に2人分のホテルの予約と往復のグリーン車のチケットが届き、大学には公用で木曜の夕方の新幹線で、盛岡一泊だった。

付き添いとして中村成美さんが同行していた。
彩音さんは、木曜の夜盛岡のホテルから届いたメールで、師匠が盛岡に居ることを知り、慌てて中村さんにスマホで確認した。
後で聞くと、中村さんの作戦で師匠は道場開きには、大学の行事で古川行きを懸念して居たようだ。

いつも近くにいる中村さんが聞いていて、今回は平日を挟んだ日程なので帰京を一日伸ばして、道場に顔出すことになった様だ。

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今年もさりげなくあっちこっちに、咲いて呉れたオダマキさん

古川駅に師匠をお迎え

5時過ぎ、まさると彩音さんが古川駅の改札口、人待ち顔でキョロキョロしている。
それらしい女性が、中村さんを連れ小さな巾着の軽いいでたちで、近寄ってきた。
「あ~ら彩ちゃん、すっかり若奥さんに成っちゃてぇ」と、笑いながら改札を出てきた
「先生、暫くぶりでご無沙汰しています」と、最敬礼だ。
連れの女性も彩音さんに飛び付きそうな顔で、話に割り込みたいようだ。
「そ~ら、アンタの番よ」と、スーツケースとバック持った女性の、肩を押す。
「彩ちゃん、先生はひどいでしょ、こんなに荷物を押し付けて、ご自分は手ぶらなんだから」と、第一声が先生の愚痴だった。
「なぁーによ、荷物は全部持ちますから、助手としてご一緒させて下さいと、泣いてお願いしたのは誰なのさぁ~」と、大笑いしている。
「そんなこと有ったかしらぁ~、でも良かった彩ちゃんに会えるグットサービスが付いたから、良しとシナクチャ」と、こっちもチャッカリしている。

  川渡に着いても続く漫才

 こうして、2人を乗せたボクシーのボディー3面には、夫婦道場の宣伝文句をベタベタ張り付け川渡へ一目散。
お2人を八畳の客室に、案内した彩音さんが、お茶を出して話し相手だ。
3人の関係は、彩音さんが大学から入庁後も続けて指導を受けて居り、親子以上の関係だ。付き添いの中村さんも彩音さんと一緒に段級審査を進み、今は練士五段で同じ大学で助教になった様だ。
そこで、彩音さんがさりげなく聞いて見ると、今晩は鳴子のホテルに泊まろうかと、未だ予約はしていない様だ。
彩音さんが、実は弓道場は昨日垜出来たばかり、矢渡しをしていない事を漏らした。

それを聞いた助教の中村さん
「先生再来週は無理なんだから、ここで一肌脱ぐべきですよ!」と、ケシカケル。
「なによ~一肌脱いだら裸じゃないの~反社会的な人たちと一緒にしないでよ~」と、怒ったわけ分けでなく、楽しんでいるような、2人の掛け合い漫才(^^♪

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彩音さんの本音を

彩音さんも,笑いをこらえながら
「温泉なら、我が家にも有りますから」と、言うと
「えっここ温泉付きの旅館なの~」と、助教の中村成美さんが、大きな声だ。
先生が人差し指を立てて
「そうか、部屋がやたらに多いし、玄関のロビーも気になったんだが、彩ちゃんは何処へお嫁さんに行ったの?」と、先生も驚く。
「そうか、この春 警視に昇格する内示を蹴って辞職したのに驚いたが、玉の輿だったのね」と、中村さんが納得顔で説明する。
「それにしても、さっきの男性は柏木とか言って居たが、入籍して居ないの?」と、先生が不審な顔で彩音さんを見つめる。

続きは、温泉風呂に浸かってからという事になった。

 彩音さんが、師匠たちを浴場に案内して
「さっき確認しましたが、そのドアを開けると露天風呂ですので、良かったらどうぞ」「隣は男性風呂じゃないですか」と、中村さんが心配そうに聞いてくる。
「はい、大丈夫ですこっちのドアを開ける時は、反対がロックしますご安心ください」
「見られたって、減るもんじゃないでしょう~」師匠は堂々としている。中村さんが彩音さんに舌をだして、頷いている。彩音さんは、弓道場開きをどんなカタチにするか、悩んでいたが先生が急に来てくれ事で、一件落着になった。

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 か弱い斉藤さんにバイトのお礼

彩音さんは、お世話になった大学の研究所に電話した。斉藤さんが
「こんにちはぁ、垜出来たそうですね私はカヨワイので行きませんでしたが、学生たちは喜んでいましたよ、3食温泉付きで望外なバイト代まで頂き、恐縮して居ました(^^♪」と、先ず向こうから先手を打って来る。
「学生さんたちの、重労働には感謝して居ます。おかげで弓道場らしくなりました、午前中に神社の神主さんにお祓いを受けましたので、お稽古できますが」と、一旦切る、「予想外の献立が出来ました」
「なんですか?美味しいご馳走が有るんですか?」と、軽いジャブを~打ってくる。
「まぁ~ご馳走とは少し違うんですが、今日私の師匠が道場にお出でになりました。今晩泊まって頂き、明日の10時ごろから、矢渡しを遣って頂くことになったのです、ですから明日の昼ごろからは使えますので、どうぞ、若しお知り合いで、弓に興味のある方は是非来て頂きたいのです、声をお掛けください」
「そうですか、じゃ私たちは休みですから是非行きます、声をかけてみます何人か行きたいと言って居ましたから、柔道の子も居るようですが、良いですか?」
「未経験者でも、見て頂くだけでも励みになります、経験者ならまさるさんが居ますからお付き合いします、矢渡しの時間帯に、柔道の掛け声が聞こえると不味いので,同じ時間にスタートします」
「有難うございます、伺います」と、電話を切れる。

 


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