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少年期のいじめの境遇から一念発起~

まさるが田舎の道場主ー6-我が家の家族会議

初めての家族会議

まさるは、表彰式で出会った山崎さんの存在が大きく、休職扱いが可能か申請している最中だ。とりあえず、外国の住まいは、関係省庁に管理を委託した。外国の居住関連の手続きは鈴木警視に委ね、書類にサイン・捺印をして渡した。

休暇を貰い、家族に今後の生き方を考えていることを話した。
週末で父も在宅で、切り出したのだが、両親とも余り驚かず、じっくり聞いてくれた。母は、最初からまさるの休職を好感を持って聞いていたが
「お巡りさんは危険な仕事だから、ハラハラ居ているのよ」と、言うと珍しく父が
「まさるは、お巡りさんじゃ無いんだよ、警察官僚だからもうすぐ警視だろう?」と、公務員の昇級なども当然精通して居て、官僚の進み方を想定しているようだ。

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まさるはヒガンバナの雄蕊(おしべ)の心境、儚い夢が結実するか~飛散になるか~

「僕は、入庁直後から特殊勤務で、公務員研修も特殊な武闘関係が多く、すぐ海外勤務でしたから、国内の県警や所轄の経験はないのです」
「警察官僚は2年で警部は自動だから、この後が色々勲功とか懲戒で凸凹があるらしいな」
「そうですね、キャリヤの採用は、試験が無くほとんどが推薦制で4~7年で上がるらしいです」
「そのころに、省庁に出向の形で役が付いてくるんだが」

「ぼくはこれまで勤めて、納得できない分が有って察庁プロパーの職員も外部との交流の甘言に惑わされ、怪しい職員も居るようです、どこの公務員も同じでしょうが、染まっちゃうですよね」
「それは、自分の意思の問題で、色が付かない仕事の方法を選択してゆけば解決するんじゃないかなぁ」と、父はキチンとポリシを持っている。

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赤裸々に告白

「これまで我慢じゃないですけれど、福岡の暗い過去にけじめをつけるために体を作り、ある程度の接触プレーには耐えられる身体と少しの技も覚えました。

その経緯で、警察庁の金橋さんや佐々木さんに可愛がられ、優遇されました」と、初めてこれまでの、秘匿された事実を話した。

それを聞いた母が
「あなた、これまで禄に電話をして呉れなかったのは、博多の事が尾を引いていたの?」と、涙声でまさるの手を握る。
父もショックな様で、目頭を押さえていたが
「あの時は、自分も無分別な行動と言うか、公務員になったまさるなら、この時期に成れば分かるかもしれないな、あの当時は中途半端な管理職で、汚れ仕事を部下には命じられないほど重大事だったんだ。あの時、単身で行くつもりでいたが、上の方では【単身では現地が本気じゃないと勘繰るので、家族も一緒が条件だ】と譲らなかったんだよ」

「あの時は、みんなを犠牲にするのが苦しかったんだ」と、父の苦渋を今聞いた。

なんだかんだと、午後1時ごろから始まった3人の家族会議が、3時間続いても終わらなかった。そこへ姉の成美がひょこり顔を出して、本当の家族会議になった。

 ナルちゃん前後を聞かず戸惑う

「なんで、みんな深刻な顔でお茶も飲まないの」と、ナルちゃんが先に飲み物タイム。
「これは、柏木家の重大問題なんだよ」と、父が珍しく大げさに言う。
ナルちゃんがキッチンで、コーヒーの用意を始めたが口は動いている。
「まさか、又転勤するなんて話じゃないでしょ」と、戻って傍のツールに掛けて、ドリップの用意を始める。まさるもカップなど運んで手伝う。

みんなに行き渡ったので、まさるが徐に切り出す。
1、山崎彩音さんに出会い、将来に向けて新たに進みたい。

2、2人の意見で退職し静かな所で子供たち相手の仕事したい。

3、田舎の祖父の管理している保養所を借りること
4、合気道・柔道・空手など武道と、道場に子供の宿題や語学の塾系のコーナーを併設

「取り敢えずこんな目論見で、動いています」と、言いながら

「本来は、この家族会議を先にやるべきだったのですが、半年前にシンガポールに即日出張があり、その間WebのLineで話し合い、彼女が県警で経験した時から、さっき僕が言ったような警察庁の官僚でも、危ない橋を渡っているものや、犯罪者のピンハネの類も見てきたようで、退職のタイミングを見て居たようです」

「私も法律を遣っているが、その話は漏れ聞こえてるよ、「どこで生きてゆくにも同じような事象現象は付いて回るのが、この社会だよ」と、言うのは私の講師の言葉だが」と、姉は、全然動じて居ないようで、まさるが幼稚なのかなと、一瞬たじろぐ。

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「まさるの計画と言うか決断は、すっかり外堀を埋めて最後の降伏交渉みたいなもんだね」と、怒らずに笑顔でみんなの顔を見渡す。

「しかしまさるは人徳が濃いんだな、世田谷の親父さんと言い、今回の古川の親父にしたって、完全に懐に入って勝負するから、これも武道の技と心かな」と、笑う。
「田舎の親父も人が悪いなぁ、一言告げ口して呉れれば、気持ちに余裕があったのに」と、それでも余裕のある顔だ。
母は、何か戸惑った様な顔で
「なんか、私はまさるに騙されていたのか、本当は何なのか良く分からないよ!」と、怒った顔だ。
「おかぁさん、まさるは外国や国内でも、切った・張った・の危ない世界で生きて居ても、キチンと分別の出来る大人になったんだよ、喜んで祝福してやろうじゃないかね」と、ナルちゃんを見る。
「お父さん、私にも何とかしろよって顔ですが、まさるのように初対面から12年後に再会して意気投合するような、奇特な人はいませんから難しい話ですよ~」と、はぐらかす。


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