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少年期のいじめの境遇から一念発起~

まさるが田舎の道場主ー4-川渡温泉の好物件

叔父が土木会社を清算

翌日、祖父に電話して保養所の件を聞いてみた。
健太郎の故郷で健太郎の叔父(太郎)が経営していた会社の保養所だ。

会社を清算し、資産を整理し社員・役員に配分、再就職者100%決る。
社長の叔父は誠実な仕事で業績と信頼度が厚く、困窮な同業者の支援も快く尽くし、再生させ業界でもリーダー的な存在だった。
祖父は建築だが、同類の業界で相互に共助して、仙台の会社敷地の整備改造は、元社員が自発的に従事し建物は祖父(信二郎)が一手に引き受け、殆ど無性に近い形で提供したらしい。

誠実な経営が社員との絆も続く

叔父は、会社を清算する前に敷地改造の件を社員に告知、大型の工事車両も業者に販売せず、必要な社員に無償で供与することを公開すると、全員が解体整備と新築工事を終了後に、解雇して呉れと申し入れられ、世間の常識とは違う形で清算された。
元社員は、建物が完成し叔父たちが借り住まいから戻っても、外構工事や造園した庭の植栽・畑の整備・果樹の植え込みなど、いつも誰かが来て、見回っているようだ。

叔父たちは、果樹や野菜の畑を楽しんでいるが、元社員たちも自分の仕事の合間に顔を出して、いまだに深い絆で交流が続いている。独立した子供(まさるの従妹)も、会社当時より頻繁に来るので、老後を楽しんでいるようだ。祖父も時々顔を出し、住宅と畑の間に、農機具や肥料などの小屋を作り、大きな庇を付けてテーブルや椅子などのセット外でもお茶などができる場所を作ったようだ。

保養所は、距離的に近い祖父(信二郎)に上げるという話で、祖父が管理しいる。

叔父は、長男だが曾祖父と気が合わず、次男の信二郎(まさるの祖父)に実家の跡継ぎを譲り、事業を起こして成功して居た。

川渡の社員保養所は、まさるの祖父が預かりの形で人を使って手入れし、家族親族で利用してきた。かなり広いので、有効な使い方を考えていたようだ。
その祖父(信二郎)が横浜に来た時の、話を思い出した。まさるが小さいころ、家族で帰省し温泉付きの別荘の様な所に、何日か滞在した記憶がある。

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祖父が建てたと言う社員保養所はしっかりした造りで一目で気にいった。
祖父が管理を委託されていた

電話中に、
「そうだよ、あそこは兄貴の太郎の奥さんの実家で、屋敷の続きの雑木林を貰ってワシが建てたんだから間違いないよ、何か気になるのか?」
「はい、何んか気持ちのいい、のんびりした良いところだったので、借りられるのかなと思ったので~」
「うん、わしも管理しながら使ってはいるが、勿体ないなと思っているんだ、でも東京からじゃ遠すぎるだろう」
「あそこからは通えないですよ、チョット違う使い方になると思いますが、明日伺っても良いですかあ?」
「あ~良いよ、めったに会えない孫が来るのに断るなんてできないよ」と、笑う。

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 田舎の物件は別荘風の小規模旅館

新幹線の古川駅で待ち合わせ、祖父とまさるの従妹にあたる香織さんも一緒だ。
まさるは現地を見て驚いた、以前は林の中にシャレた別荘なような保養所だったが、周りの樹木が少なくなり、小道が作られ小さな流れにキレイな水が流れていた。

彩音さんの希望にも沿える、おしゃれな別荘に生まれ変わっていた。
叔父さんは、土木会社を経営して居て、保養所の周辺の雑木林を、別荘地風に白樺林に植え替えたようだ。

その隣の、持ち主が違う林は手入をして居ないようで、下草も生え放題で藪が勢いよく密生して、風通しも悪いし害虫や蛇なども出てきそうだ。

祖父も関わるようになって、雑草や排水なども手入して、林の中に小道を作り途中にベンチなども置いてあった。

即断即決

祖父と建物や周辺を回って、即決で借りることにした。

何しろ建物が、小さな旅館くらいの規模で、一番気にいったのが体育館の様なガッチリした娯楽室で、卓球やミニバスケもできる広さだ。

一緒に来た従妹の香織さんが
「あらお爺ちゃん、又棟梁を遣っている様ね」と、冷やかす。

「未だ、大工は辞めれんよ、自分の作品だから改築をやるなら口出しするから自分でやった方が気分が良いだろう」と、現役に戻った様だ。
フローリングが5~60畳敷位の広さがあり、祖父に相談すると

改築に乗り気な祖父

「あぁ~分かった、改造手順は目をつむってもやれるよ」と、祖父はイとも簡単に引き受けてくれる。
「畳を直接敷いても良いが、柔道なら下を補強して頑丈にするかぁ」と、目を瞑る。

「最近の武道場は、フローリングもあってマシーンも入れてるなぁ」と、どこかで見ているようだ。

「機械を入れてビクともしない床面かぁ~束石も大引きなども変えれば盤石になるな」
「床下の石ですか」と、まさるが驚く。祖父の方がその方面の知識がある様だ。

「そうですね、種目ごとに筋肉の鍛え方が違うんで、ストレッチも変わりましたね」と、まさるも先のことも考えて居る様だ。

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 祖父は改築を楽しんでいる

「外部からも稽古に来るんだろうから、ロッカーも欲しいな、そうだシャワーも、もう少し考えなくちゃな」と、祖父は頭の中に図面に、書き込んでいる様が話しぶりだ。

「風呂場も少し広げた方が良いかな」と、風呂場も覗いてみている。

まさるは,更に大きな企みを話した。

「あの玄関のロビーを、変えても良いですか?」と、祖父にだけ聞こえる様に小さな声で説明している。
祖父は「うんうん」と、聞いているが、遠くを見るように目を細くして考えていた。

「文武両道かぁ」と、短く言いながら
「わかった、大きさは変則になるかもしれないが、それなりに良い雰囲気なモノを考えようか」と、にっこりした。

 本邦初のキャリアが非常勤職員に

元は木造建築(大工さん)だったが、いまはマンションやアパートもコンクリートで建てているので、木造建築に手を掛けるのが楽しそうだ。

名義は、叔父さんになっているので、そのままでも良いよという事になっている。

まさるが一旦東京に帰る。

本年春に警視長から、警視監に昇格した佐々木さんは、三段跳びのように現在は次長で、本庁のNO2の椅子に座っている。
政治家と大手企業の不祥事があり、本庁幹部の名前が連なり早期退職と傘下の団体などに4~5名が移動で粛正された。佐々木さんが、これまでの交流でまさるの処遇には、敏感に動き希望通り通してくれた。

「企業なら契約社員の形だが、もっと緩く特異な事案で、柏木のノウハウが欲しい時にコールするような、虫の良い話だが」と、完全に切れない方法を考えているようだ。

「ちょうど、日野さんに助けてもらったが、あれは完全に(おんぶに抱っこ)だったが、あんな関係も在りかなと考えたんだ」と、佐々木警視監は、M&SSの将来を考えているような、話しぶりだ、

まさるの処遇も、経験者のスキルと能力を身近に置きたい。(ワンコールで招集)
通常は山村の道場主で、生活費程度の報酬を考え、初任給くらいは振り込まれそうだ。


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