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少年期のいじめの境遇から一念発起~

挫ける心を叱咤して-4-美味しいアスパラに

 【ブログのバージョンアップで改訂版です】

危ない橋を渡り切って

「母のキャシュカードを密かに持ち出し、スーパーの無人のATMで下して渡しました」「その話が、学校も警察も知るところとなったんだな」
「でも聞き取り調査がありましたが、うやむやになって警察も、先生方も緊張感がなかったんです、お金も戻らないし不良グループは退学にもならず、時々学校にきて声を掛けてきましたが、その秋に神奈川に戻ったので~」

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蝋梅も微笑む

 「その頃から、級友も少しづつかばってくれるのも居ましたし、女子生徒のほうがはっきりとモノを言うので表立っては悪さはしないですが、自分が惨めで早く死にたいと思うようになりました」
「当事者が誰なのか、今何が起きているの見ないふりだな、教師も関わらずに保身で本来の教育指導が出来て居ないんだな」
「当時は、自分がいなくなれば、全てが解決するような錯覚がありました」

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 一縷の望みも在った!

「そんな時、近くに住む中学3年の女子で生徒会長が『まさるく~んあんた死ぬ気でしょう』とズバリ指摘されたことがあったんです」
「その子、しっかり見ていたんだな」
「はい、一度も話したことも無いのですが、顔が合えば会釈くらいはしていましたが、顔を見られていたんですね」
「相当 深刻な状態だったんだ」
「神奈川に転向すると決まってから、彼女にキチンと挨拶し、お礼を言いました」
「その話は、家で話したのかい?」
「いや、恥ずかしいというか、自分の弱さがこんな事態になったんだと思い、誰にも話せません、女子生徒に励まされたとはとても言えませんでした」
「ま~そんな一面もあるかもしれないが、それは逆境でも良心のある人も居たんだから良かったね」と、祖父がホットした顔になる。

心機一転

祖父の真意がわかり、家族とも少しは融和状態になった。だがこのことは、誰にも知らせず『心身の鍛錬』で打開できないか、祖父にメールで相談すると
「都内だが、合気道をやって居る奴がいて評判がいい所があるよ」と、言う返事で、次の日曜日に道場の見学に行く約束をした。 実は、中学卒業前の祖父のアドバイスの時、メールアドレスの入った名刺をもらい、時々メールで相談していた。今回の丹沢山系縦断計画も、その流れだが。 心身を鍛えるには、場所も道具も大げさじゃないので選んだのだが、合気道の道場に来てみると賑やかで女子や子供が多く、これは場違いかと思った。

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祖父の剣道断念の話も

道場主は、祖父の大学時代の友人で、会社に勤めながらお父さんの助手としてやっていたが、道場主の父に『引退したい』と言われ、会社を途中退職し後を継いだ。 祖父は、大学時代から剣道で3段までいったが、役所に勤めるようになって離れたらしい。 温厚な方で、祖父に会って懐かしいようで
「あの頃は、全国大会まで出場したのにどうして剣道を辞めたんだ」と、残念そうに話す。祖父は『その話は後で話す』と、まさるの体験と境遇をさらけ出して入門を頼み 「そんな事情なら、道場には名札で表示するが公式文書には名前を記載せず、研修生とします」と。簡単に事情を理解し、入門の許可がおりた。

祖父はケガをして竹刀を置いた

そこで、祖父は大学時代の事をはなす。
「社会人になっても続けるつもりだったんだが、4年の春ごろ剣道のやりすぎか右肩を痛め、しばらく竹刀も握れない時期があって、就職一本に絞ったんだ」
「続けていたら、剣道で身をたてられると思っていたよ」と、合気道の先生が残念がる。まさるは入門以来、道場では徹底した基本形を学び、家では正座や座禅・瞑想など音を出さずに密かにとり組んだ。少し時間があれば、自転車でチョット離れた公園や河川敷に出かけた。飛んだり跳ねたり声を出したり、知らない人は何だろうとみるが、武道の練習とわかると安心して離れてゆく。

武道で体を絞る

ヒョロヒョロだったまさるが、高校入学と同時に始めた「合氣道」が身について筋肉が付き体重も増えた。体が引き締まり、逞しくなり中学生がいきなり大学生に成った感じだ。中学卒業当時会った姉と、高校2年の夏ごろ家に来た姉が
「えっ君は弟のまさるなの?」と驚かれた。
「2年くらいで、こんなに変わるのかなぁ~」と、いつまでも眺めている。
「あの時は、出来損ないのアスパラみたいと思ったが、今は北海道の美味しいアスパラだね!」と、何度もアスパラに例えて笑われた。