owl89.com

少年期のいじめの境遇から一念発起~

挫ける心を叱咤して-17-夜の空港でツーショット

【バージョンアップの改訂版です】

ミッション終了で英会話も終了

「いま金橋さんから、英語は終わりにしますと言う話がありました、この後のホテルか列車かは、どうしますか?」と、佐々木さんがスマホを返しながら聞いて来た。
「はい分かりました、日本語の方が気楽ですね、遅くなっても帰りたいと思います」と言うと、鈴木警部が時計を見ながら
「新幹線は大阪までしかありませんが、飛行機なら9時台は4~5本あります」と、慣れた調子で話す。
「じゃ~飛行機にします」と、即答。
「車で空港まで送ります」と、佐々木さんが全員の顔を確認して居る。
「今日は、お世話になりました有難うございました」と、まさるはみんなに顔を見回して礼を言った。
佐々木警視が、鈴木さんにアイコンタクト
「はいっ分かりました、空港までお送りします」と、神社境内から道路の方に歩き出した。まさるが、少し急ぎ足で鈴木さんに並び
「少し遠回りして頂けないでしょうか?」と、鈴木さんの顔を見る。

f:id:owlboy2:20190228171434p:plain

博多駅は大きい

内緒でデート?

「はいっ 柏木さんの言うことは何でも聞くように言われています」と、堅い返事だ。
「実は、帰りも新幹線の積りで、荷物を少しロッカーに預けてあるんです」
「な~るほど、駅ですね、分かりました駅の分署に寄りますから、ゆっくり取ってきてください」と、今度はにっこり笑顔になった。

駅までは5~6分で、博多駅の左側に駅の建物に組み込まれた、小さい警察署位の規模の派出所だ。そのわきの駐車場に車をいれ、鈴木さんが受付に行く。まさるは
「近いですから、待って居てください」と、言ったが
「待って、駐車だけ頼んで私もついてゆきます」と言う。
「そうですか~」と、まさるは仕方ないなと思いながら見ていると、鈴木さんが軽く挙手のように右手を上げ、前ポケットから警察手帳と、カードみたいな物を提示した。

応対していた女性警官も、緊張したような表情で挙手の礼をした。鈴木さんはニコニコしながら、外に出てきたが
「何で警察庁の方が、福岡へ来て業務用の格好で、一般車に乗っているの~見たいな話しがあってね~はいっ行きましょう」と、まさるの前を駅の構内に歩きだす。

Sponsered Link  


 お茶目な姉さんポリス

「ウエアを換えるなら、後ろの座席で遣ってください、私は目をつむって居ます」と、
鈴木警部が、前方を見ている。
「それでは、汚れたウエアを換えます」と、後ろに乗る。
「動いて居ても変えられますか?」と、言うので
「はい上下を変えるだけですから、大丈夫です」と言うと、エンジンをかけた。

それを見ていた受付の女性警官が、男性の警官と2人で慌てたように出てきた。
「車と、歩行者が多いですから、誘導します」と、鈴木さんに言葉をかけ、笛をくわえ赤い警棒をかざし歩道に立った。まさるはそれを見て、着替えを中止し動きを止める。

 車が車道に出て、停止すると
「もう少しで、信号が変わりますから確認してから、どうぞ、ご苦労様でした」と、挙手の礼をして、鈴木さんは
「誘導までして頂き、有難うございます」と、右手を少し上げて信号を見る。軽くクラクションを鳴らして、素早く発進する。

「誘導までして呉れましたねぇ~」と、感慨深気につぶやき車をスムーズに流れに合流する。まさるは、もぞもぞと着換えを続ける。

博多の街をドライブ

着換え終えて、正面を向くと
「柏木さんは、意思のお強い方なんですねぇ」と、しみじみ言う
「そんな~ 強くないから奴らに付け込まれたような気がしますよ」

「でも冷静に、それを見極めて自分の行動も、かなりハードルの高い決断をして、成し遂げたのですから尊敬します」と、軽く頭を動かす。
「もし金橋さんと知り合いでなければ、逆に僕が逮捕されそうな場面でしたね」
「そうですね、でも私たちもあの七人を含めて、ターゲットは絞れていましたから、柏木さんの動きも事前に察知できて居ましたし、協力関係は取れたでしょう」
「今回は、金橋警視監から情報があり、通常の探索ではなく7人の挙動をマークして居ました。
「えっ僕が到着する前に、マークに入ったのですか」まさるは驚いて聞く。

まさるのミッション漏れていた

「そうですね昨日の夜、金橋警視監の部屋に召集が掛かり、柏木まさるさんの在学中のトラブルをチェックし今日も午前中聞き込みとデータを分析していました」と、前を見ながら淡々と話す。
「怖いなぁ~そうですか」と、まさるは極秘に動いたと思っていたが、ホローがあったことが初めて知った。
鈴木警部も
「通常は、こんな話は民間の方には話せないのですが、当事者が柏木さんで我々よりも規律に厳しい人なので、金橋次長も【経緯をキッチリ話して置いてくれ】と、仰るのでお伝え出来るのです」と、ホットした様子だ。

まさるは、驚いたが
「有難うございました、誰も知らないと思って行動して居ましたが、祖父と金橋さんのルートは、ネタの漏洩とは次元の違う話ですから、安心しました」
「我々に職権が有れば、柏木さんにお任せでしなくとも良いのですが、国民を守る立場上どんな罪人であっても、危害を加えれば過剰な行為になりますから、今回のミッションは柏木さんとジョイントオペレーションとなりラッキーでした」と、笑う。

Sponsered Link  

まさるの活劇感謝される

「本来なら、私が捕縛され護送車に乗って居る頃ですね」と、まさるも笑っている。

「まぁ~それは無いでしょうね、あの系統の乱闘騒ぎはよくあることなので、状況を見て1:7なら根底に何かあるわけで、我々は傍観し結果を見て判断します」と、言う。

「あれだけやって、一滴の血も流さず始末するには、技と言うか気構えと言うか見習うべきことが多々ありましたね」
「でも、遣って褒められれる事では無いことも、重々分っていましたが誰にも知らせず、ひとりで処置するにはあんな方法だけしか考えらえなかったので」と、まさるは言葉が続かない。

まさるは牛頸川のベンチでバレていた

「あの連中が、再起できなければ良いのですが~」まさるが結果を危惧した。

「さっきの回収車には、ドクターも乗っているのでその速報では【落命するのは居ないが通常の生活に戻るには時間が掛かりそう】と言う事で、最初から柏木さんは関わりなしという事になって居ましたし、我々の業務の一端をカバーして頂いて助かりました」

「有難うございます、返ってお邪魔したようですね」

「う~んそんなこと在りませんよ!今日は、チーフと私が河畔のベンチでお会いしましたが、あんなことは珍しく本来あり得ない接触で、事前に情報を頂けたから、ご挨拶が出来ました」
「あの時から、自分も緊張し周辺を観察して居ました」
「いやぁ~あの前から、本には眼が行かず、結構注意深くチェックしていましたよ」と微笑む。
「やっぱり、ばれていましたか」
「でも知らない人は、見過すでしょうね、警察官の性かしら~」と、また笑う。
「今日は、いろいろなことが学べました、助かりました」と、まさるが会釈。
「どう~いたちまして~」と、チョットおどける警部だ。

車は空港の交番脇の駐車場に入れ、手帳をかざし挨拶をしている。
「降りるだけですから何処でもいいですよ」と言うと
「次長のご用がありますから」と、さっさっと降りて行く

Sponsered Link  

博多土産を盛り沢山

鈴木さんは、チケットカウンターに行き腕時計を見ながら、交渉して居たが何かを受け取ると、その隣の土産店に入った。

まさるも仕方なく、後ろについてゆくと手あたり次第みたいな勢いで、お土産を買いあさる。大きな袋に2つにして
「こっちはおじいさんとこ、こっちはまさるさんちへどうぞ」と、言って嬉しそうに笑っている。

周りの人は、兄弟か知り合いが買い物してるくらいにしか見えないだろう。もし鈴木さんが制服に、胸に警部の襟章でもつけていたらと考えると、お思わず笑みが零れる。

「あれっ柏木さんも笑うんだ」と、言いながら、まさるのザックを外し始める。
「僕だって笑うこともありますよ、なぜ笑ったか分かりましたか?」

「それは、わかりません占いは出来ませんから」と、言いながらザックに詰め始める。

「いまね鈴木さんが2つの袋を持って喜んで居る姿に、制服姿の鈴木さんを想像したんです」と、まさるがからかう様に話しかける。

まさるの想像を聞き出す

「それでどうだった?」と、ザックと入りきらない分を袋を二重にしてくれた。

「やはり僕には、青い作業服の鈴木さんが、馴染めそうです」と、まさるが照れる。

「なぁん~だ、制服の方が格好いいと言って呉れるかと思ったのに~まぁ好いか、まさるさんと友達に成れたんだから好いとしなくちゃ」と、今度はチケットを取り出す。

「これは、次長からのプレゼントですからお受け取り下さい」と、軽く頭を下げ、挙手をしそうな右手を、左手が抑える仕草をして笑わせる鈴木さんだった。

本当は明るいお巡りさんだったんだと、納得のまさるは又笑みが零れる。
チェックインして振り返ると、まだ立っている。
軽く会釈すると、大きく手を振りながら回れ右みたいな動作で歩き出した。

f:id:owlboy2:20190228171958p:plain

福岡は半日の滞在だが、知り合いもできたし人生のターニングポイントになりそうだ

祖父にスマホで戦果を報告

まさるは、搭乗まで4~5分の時間が有るので、祖父の自宅に電話する。
「もう電話が来る頃だと思っていたよ」と、言ってワンコールで祖父が出た。

「今まで、金橋君と話して居たんだが、上手くいったようだね」
「聞いたのなら後で話します、いまチェックインしました、今晩泊めてください」
「あぁ好いよ迎えに行こうか」

「大丈夫です、タクシーにしますから」
「そうだな、その方が安全だよ、待っているよ」と、言い嬉しそうな祖父だった。


PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログ 勉強しているシニアへ
にほんブログ村


にほんブログ村 その他スポーツブログ 弓道へ
にほんブログ村