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少年期のいじめの境遇から一念発起~

挫ける心を叱咤して-14-列車は西へ向かって

【バージョンアップの改訂版です】

3年ぶりの博多弁はまだるっこい

 新幹線に落ち着いて、最初の車内販売のお弁当を買い求め、早めのランチを摂った。スマホを取り出し、片方で、メモ帳に書き写してゆく。思い出したくない番号が並んでいるが、順番にメモを取る。この1週間の最終章は、この作業に掛かっているのだ。自由席だから、荷物を全部持って移動通話デッキで、順番に番号をプッシュする。

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まさるの複雑な心境とは裏腹に、新幹線は西に向かってひたすら走りゆく

仁道寺博之登場

最初に通じたのが、おない年で少し気の弱そうなKだ。
「仁導寺博之ばい」と、声のトーンを落として話しかけた。
「仁導寺しゃんて言う人は、しらんが」
「そうっちゃんね、昔はましゃるやったけんな」
「あっ ましゃるか?どげんしたと?」
「今から会いに行くけん好いかい」
「急に言われてんなぁ」と、戸惑っている。

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昔のまさると違う迫力だ

「いま、沖縄から鹿児島に着いて、新幹線に乗ったとこよっ、卒業記念で、全国を回ってここが最後なんよっ」
「ふてーがってーな、どーじゃろかい」
「おんしーかねばーもちょるーか」
「いなかばーまわちょるけーのこちょるばい」
「んじゃぁめしでも、おごちゃね」
「みなぁーげんきしちょるか?」
「ひるまえ、スマホしとたっら、きよーは、よこうばいのも居たがや、ぜんぶこえかけちょう」
「ぜんぶーくるけん、かわらんと」
「どこであうんと」

山王寺公園の日吉神社

「山王公園の日吉神社が知り合いで、今晩泊まるったい」
「そこしゃぃ荷物ば置いて、身軽なって食事に行うか?」
「そんなら何時からやるねん」
「7時半に着くら、8時頃神社ん前が良かかな、どこかよかお店みつくろうて、おいてくれんね」
「あと3時間もあるけん待っとるね」と、はしゃいでいる。 取り敢えず、7名全部に電話した

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博多のイメージ花は梅の花ですが、まだつぼみです

印象悪い博多だが!!

もうすぐ博多駅だ。下見には十分時間がある。 肝心な時、お腹がすていては笑い話だ。駅の立ち食いソバで空腹を満たし、新幹線ではなく飛行機で移動することが多かったので、博多駅が馴染が無い。まさるは、ヤンキースのブルーの野球帽を目深に被り、ザックをひとゆすりして足早に歩く。ここも玄界灘に近く、小次郎と武蔵の戦いを思い浮かべる。まだ6時前だが、時差なのか可なり明るい。

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公園に向かいながら、金橋さんに電話した。
「面倒なことをお願いして、申し訳ありません」
「佐伯さんの依頼は初めてだと思うよ、今日は我々の職務の一環でもあり、その系統の代替わりも重要なテーマで、M君の思いも有るだろうが頑張ってほしい、集合したら直ちに10メートル範囲まで絞るから安心していいです。

最悪、ハジキを取り出したら、即捕縛するから無理しないでください」
「わかりました、私も証拠に胸元に小型のムービーを装着します、一件良いですか」

「はい何でも、最初に決めておきましょう」


「僕は合氣道を修練しながら、相反する空手も習得しました、今回もトレーニング用のグローブとレガーズも付けますが、若干工夫してある何れにもアルミを埋め込んでいます、これは、競技としては違反ですが今日は命掛けですから、付けようと思いますが如何でしょうか」
「今日は、わたくしたちは何も知らないことになっていますから、心置きなくやって構いません、落命しても其れなりの処置をしますから」

「今日は20名出ていますが、東京で勤務中と言うことでから、何が有っても後始末は大型バンが、ごみ回収の形で収容します、ところで柏木さんは英会話はどうですか?」

「はい、この間まで入試で、苦労しましたがある程度は大丈夫です」

「それならチームにも、英会話で対応するように伝えます、これは出来るだけ情報が拡散しないように使う手なんですよ」

「Well please do your best」(じゃ~頑張ってください)と、
「I will do my best. 」(はい全力を尽くします)

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まさるの胸中に関せず博多の夕焼けはピンクにかわる

索敵偵察

公園の傍を流れる、牛頸川の向かい側の川べりににベンチが2-3台据えられているので、向かい側に回って文庫本を取り出し読み出す。目線は絶えず周りに配り、連中が動いているか注意する。

夕闇が迫る7時ごろ、地味なセダンが静かに止まり、エンジンを切った。自分に用事があるのだなと、静かに後ろを見る。あれっと思いながら姿勢を正し、軽く会釈をした。濃紺の作業衣に編み上げのブーツで足元を整えた女性が 、外に出て来た。

Mr. M? I am called Suzuki」(Mさんですか?私鈴木と言います)と優しく声を掛けてきた。
「Yes it is me」(はいわたくしです)と、まさるが返事する。

「Team captain Sasaki is a policeman」(チームのキャプテン佐々木警視です)と助手席の30代の男性を紹介し、佐々木さんが右手を挙げてサイン

「We are waiting around the park by 10 people.」(公園の周辺に10名待機しています)と、チームの待機を伝える
We apologize for the inconvenience(ご迷惑をお掛けします)と、軽く会釈をする。

Is yellow ware yet?(黄色のウエアは未だですか?)と、笑いながら訪ねる。

「I wear it here because it is Barebare」(ここで着たらバレバレですからね)というと、2人は軽く挙手の形で右手を上げ、笑いながらセダンは動き出す。


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