owl89.com

少年期のいじめの境遇から一念発起~

挫ける心を叱咤して-3-タブーの話も率直に

【ブログのバージョン変更で改訂版です】

再起も紆余曲折

「そうです、神奈川に転校して、又、知らない人の間に入ったら、急に対人恐怖症みたいなのが出てきたんです」
「福岡の連中は居ないんだろう~」
「居ません、誰も知らない人ですが、福岡のようにイジメの標的になるんじゃないかと思い込みが強く、極力話さないように振舞うので、周りも当たり障りなく付き合うようになったんです」

f:id:owlboy2:20190122175352p:plain

太陽が相模大山の陰に沈んでゆく

「転向の時、千尋健太郎くんが学校に話して居なかったのか?」
「あまり詳しくは、話さなかったようです、今も同じですがこの様に体は大きいですが、顔色は悪いし愛想もないので丁度良いのですが、自分としてはもっと積極的にならなきゃと思っても、あのオドオドした5~6年がトラウマになって、社交性はゼロのままです」と、日頃周りと話さないようにしてきたまさるが、今、冷静に祖父の顔を見ながら積極的に話す自分を、不思議な感じがした。

Sponsered Link  

にほんブログ村 シニア日記ブログ 勉強しているシニアへ
にほんブログ村

 
祖父との対話

「それは良くないな、何かキッカケがあればな~回りの生徒は無視している訳じゃないだろう」
「学校生活の必要事項はお互いに話せるのですが、冗談や遊び・おしゃれなどで盛り上がる時は、一歩下がった処で傍観してますね」
「それは、まさるは醒めたやつだなぁ~と思われているかもな」
「そうでしょうね」と、まさるはうつむきかけた。
「こんな話を、千尋たちとしょっちゅうやっているのか?」
「今日、おじいさんと話すのが初めてです」
「えっ それも良くないな~まずその辺から変えなきゃ解決しないかも知れないな」

祖父の訓話に心酔

「さっき話の続きだが、昔、武者修行の若者が道端で同じような旅の老僧に会い、『捨ててこそ成就なり』と諭され、自分の命を捨てる覚悟で立ち会えば勝負に勝てると、解釈したという話が有るんだ」
「まさるの状況は、命がけの話じゃないがそのくらいの覚悟じゃないと、開けない「解」かも知れないな」
「例えば、進学の話だとかが話題になっているんだろう、そんな場面で挙手をして『自分はあの学校に決めました』みたいな発言してチャンスを作るんだよ、周りも見直して一目置くようになり、まさるも話せるようになりそうだがな」
「そんな大胆なこと、できるかなぁ~」と、まさるも思い描いて居る様だ。
「いや~少しづつ変えてゆくしか道がないだろうが、取り合えず家で自分をアピールした方が良いよ!」

Sponsered Link  

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村

壊れたファミリーライフの修復

「はい分かりました、母とは金庫番ですから話しますが、父は帰宅も遅く冗談も言わないし、話し辛いですね」
「そうか、国の金庫番だから余計なことは話さないか」
「福岡への転勤の事が、重荷になって居たようですね」
「あの時は、うちの役所も驚いたが一か月前の辞令だったが、あのクラスになると移動を嫌だとは言えないだろうからな」

「家でも、よく説明しなかったらしいですよ、僕は小さくて知らなかったのですが、姉のナルちゃんは今でも怒っていますよ」
「役が付いていると断れないこともあるが、九州の不祥事の後始末だから、今の君なら分かるかもしれないが6歳じゃ無理だろうね」
「九州へ行って、急に家の中が暗くなり、家の団欒など無かったような気がします。父は毎日遅く帰るし、母と姉は何時も父の悪口ばかり言っているので、僕も次第に無口になり、幼稚園に少し行ってすぐ小学校に入学したのですが友達が少なかったです」
「小学校で少し慣れたころ、『横浜のお金持ちさん』と、からかわれ、お菓子などの買い食いに付き合わされたのが発端でした」
「小遣いは、持っていたので友達ができるならと、積極的に出していました」

悪夢の告白

「それが、高学年になると中学生もグルになって、集団で囲まれることが毎日のようになり、母に相談したのが逆目になり暴力も受けるようになりました」
「それは、完全なイジメじゃないか、学校には知らせたんだろう」
「母は、担任に申し入れ対策してくれと言ったらしいですが、真面目に取り合わない雰囲気だったようです」
「九州と言うか、博多はそんな風土だということが次第にわかり、その暗い組織の子弟も良い学校に入れようと、いろいろと手を打っているようです」

住民エゴとは違うエゴイスト

「願書提出の時だけ、住所や戸籍も一時的に知り合いの普通の家に、養子のようにするらしいです」
「それは偽造だろう、ばれたら学校で退学にしないのか?」
「何か地元のネットワーク見たいなつながりで、政治家や経済界の人たちが絡むと、学校の存立が危うくなるので穏便に済ますようです」
「あの辺は、昔から荒っぽい土地柄とは聞いていたが、まさるはその餌食になったのかぁ」と、祖父はため息をついた。
「パシリでしくじると、外から見えない腹や腕・モモなどをあざが残るほどやられました、夏休みになってホットしていたら電話で呼び出され『明日のよる8時まで20万用意しろ、持ってこなければ家族含めて博多じゃ生きて行けないようになるぞ!』と脅され・・・最後の一線を越え・・・