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少年期のいじめの境遇から一念発起~

久しぶりの国内ミッション-17ー作戦終了(温泉で打ち揚げ)

真冬の雪山は何事も無かったように青空に白銀が映える

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下界の騒ぎなどどこ吹く風のように輝く雪山

日野さんの心遣い

  まさるはいつも単独行動で、ミッション終了でも一人でホテルのシャワーを浴びて、ディナー?を黙々と食べるだけだったが。今日は佐々木さんや、いつも影の役回りの警部や警部補なども、顔を綻ばせ乍ら、大きな温泉に浸かって居る。鈴木さんは女性スタッフと、女性用の浴場に行ったが、隣の浴場から笑い声が聞こえる。宿泊客が2部屋に4人程らしく、食事中らしく温泉浴場は貸しきり状態だ。東京の留守番部隊は7名ほどで、先行してフェリー乗り場の監視業務、空港で厚木から空輸された物資や車両の受け渡しなど、車両のレンタルなど裏方の調整をしたスタッフも含め総員42名の大部隊になる。日野さんは、Yさんにも声をかけまさるの傍の席だ。

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チームリーダーは語らず

佐々木さんが、開宴前に挨拶したが事件の中身は語らず、
「我がチームが、こんなに大きな所帯だとは気付きませんでした、この事案は現在進行形で、他の部署は完結せず明日からも継続になります、我々のこのお持て成しは外聞を憚りますが、きょうは息抜きをして下さい、先輩刑事の日野さんのお持て成しなので、お礼を言って置きます、日野元警部本日は有難うございます、それに今回の事案で、いぶし銀の様な役割で柏木くんをサポートしていただいた元陸自で士官を務めたYさん、有難うございました」と、近くに座るYさんに会釈した。Yさんも戸惑いながら会釈した。佐々木さんは、脇にいる鈴木警視に
「君も、一言話したいことがあるんじゃないの?」と、指名した。鈴木さんが立ち
「日野さん有難うございます、みなさん、日ごろお世話になっているすずきです」と、笑いながら頭を下げる。

鈴木警視も柔らかいトーンで挨拶

「きょうは、柏木くんをさて置いて、挨拶していますがこのストラテジーは柏木君の独り舞台で、単独公演かなと思っていたら、これまた知る人ぞ知る元警部の日野さんと、この道の専門家とも言うべきYさんがサポート役を務められ、真相をえぐりだしていただきました。私たちの仕事は華々しく立ち回る場面を少なくして、事を穏便に処理できれば最高の出来なのですが、今回は国の威信に関わるような事案で、国内だけでなく外国にも影響していた問題だったので、省庁の障壁を取り払い対応しました。各機関も真摯に向き合い当方の要請を100%クリアしていただき、目途が立ちました。我がチームの柏木さんは単独先行し、現在は民間のYさん・日野さん、お3方には申し訳ありませんがお立ち頂けますか?」と、日野さんとYさん・まさるの紹介をした。日野さんが鈴木さんの顔を見ると、慌てて
「失礼しました、こんな席が始めてなもので、話が長すぎました申し訳ありません、まず喉を潤し、何かを摘まむのが先決問題でした」と、佐々木さんの顔を見る。佐々木さんがおでこをポンと叩いて、ウンウンと頷いている。

乾杯の音頭は日野さんに

「それでは皆様、お好きなお飲み物を注いでください、日野さん乾杯の音頭をお願いできますか?」と、顔を合わせる。日野さんも軽くうなずいてOKの合図だ。日野さんが,ビールのコップをちょっと上げ
「今日は、お疲れさまでした、私を知っている方も沢山いるようですが、挨拶は短く乾杯をして、おなかを満たしてから昔話などやりましょうか、ミッション グット エンド 乾杯!」と、コップを高く上げた。まさるも、久しぶりにビールを口にした。宴会の広間は、一挙にざわざわと声が上がり、日ごろ見れないような笑顔で、料理は飲み物を楽しんでいる。

広間に寿司バー開店

従業員も、挨拶中は広間に近付かなかったが、乾杯が住んで難しい話が住んだので顔を出してお酌をし、お料理を出し始めた。お酒が回ったころ、宿の主が日野さんに断り
「本日は当旅館をご利用いただき、有難うございます。昼ごろ日野さんから申し込みを頂き、真冬の閑散期に大勢のお受け入れには戸惑いもありましたが、隣近所の皆様からご支援を頂き、ご提供できる運びになりました、ある程度の料理もできましたが、少し物足りない感じがしましたので、知り合いのご協力を仰ぎ北国の握りずしを追加メニューにしました、一部は奥で握りましたが続きはここの広間に設えますのでご存分にお召し上がりください、本日は本当に有難うございます」と、深々と頭を下げたご主人と入れ替わり、キャスターの付いた寿司屋のカウンターが入ってきた。4~5人のスタッフがあっという間に寿司バーを開店、すし職人3人が手早く握って行く。仲居さんが回ってご希望を聞きながら、メモしてカウンターに通す。

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 佐々木さんも、初めての宴会で少し上気した顔で部下たちにビールを注いで回る。日ごろいかめしい警視正が冗談を言いながらビールを注いで歩く姿を見て、ホットさせる雰囲気で盛り上がって来た。日野さんもYさん佐々木さんから杯をもらい、顔を見合せている。佐々木さんが寿司バーで何かを注文し、その場で摘まんでご満悦な顔で、
「みんなも、配達じゃ悪いからここで立ち食いを許してもらいましょう」と、言うと
「はぁ~い」と一番先に立ったのは、入庁1年目の女性警部補が歩き出している。続いて次々とカウンターに行き寿司をパクついている。鈴木さんが一人で飲んでいるまさるを見つけ、気を利かしてまさるを連れてカウターに行くと、
「次長 柏木くんを独り占めしていいなぁ~」若い警部や警部補に羨ましがられる。「そんなことないわよ~柏木くんは何時も一人でお食事するらしいので誘ったのよ!」と弁解しながら、寿司バーに注文を出している。
「まっ良いかぁ~次長の秘蔵っこだし仕方ないわねぇ~」と、諦め顔だ。
「なに~揉めているんだ~ここにも独身の良い男がいるじゃないかぁ」と、自分の顔を指さして居るキャリヤ5年目が、売り込んでいる。

キャリヤも宴会はくだけてくる

 全庁で520人のキャリヤの中から、50人の選抜メンバーで構成されたM&SSだが、警察署で研修を受けて警部で警察庁に戻った人もいるが、6~7年大過なく務めると警視に昇格する、特別な昇格試験などない。まさるもキャリアで入庁したが、特別職員として時には外務省職員や国交省のパスポートも使うのに警部などの肩書では違和感があるので、柏木まさるになっている様だ。ワイワイ騒いだ国家公務員Ⅰ種の宴会も、トラブルもなくお開きなった。ほとんどがこの宿の泊まるので、又また騒いでいる。

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鈴木さんと後輩の男性警視が苦労して部屋割りしたのに、中学生の修学旅行のように無邪気に部屋割り票で揉めている。佐々木さんや古参の警部や警視は面白そうに眺めていたので、まさるとYさん・日野さんが帰りの挨拶をすると、揉めている若い警官が一斉に立ち上がり
「日野警部どの、ご馳走様でした」と、合唱の様な挨拶をして呉れた。旅館の若い衆がSUVで送る積りで広間に来て、思わず後下がりするほどの迫力だ。宿の4輪駆動で日野さん宅に向かった。明日は送る荷物の梱包などあるので整備工場に泊まることにした。Yさんが手伝うというので、日野さんに頼んで明日まで業務延長にしてもらう。 

鈴木さんが表敬訪問

 翌朝、鈴木警視が居残りになる組で、日野さん宅に挨拶に来た。荷物を仕分けていると
「あらぁ こじんまりしたアジトね」と言いながら、
「トランシーバーは無かった?」と聞くので、見張りで使った、小型の無線機を見せた
「これっ借りても良いの?」と言うので
「はっYさんと使ったのですが、お使いください」とペアのトランシーバーを渡した。
「次長は、現場を見ました?」と、聞くと
「そう言えば見ていないわね、今日行ってみます、で何か?」と言うので
「いやぁ 僕たちも外回りをぐるぐる回っていますが、中が想像していた通りか、見たいと思ったのですが、部外者はダメですかね」と聞く。Yさんも興味ありそうだ。
「そうだよね、当事者だもんね、後で貯木場に寄って、腕章を渡しますから」と言い
「これ借りてゆくわね」と、トランシーバーをもって、4輪にチェーン巻いたプラドに乗った。
「ここを整理したら、寄ってみますお願いします」と、軽く挙手をする。