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少年期のいじめの境遇から一念発起~

久しぶりの国内ミッションー3(作戦開始)

真冬の監視業務は冬山登山装備

 

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真冬の天塩岳と前天塩は簡単に走破出来そうなフラットに見える

 M&SSに報告

まさるは、Yさんの参加と3人でミーティングした内容を、佐々木チームリーダーに報告した。
「そうか、日野さんの秘蔵っ子を提供してくれるのか。それはグットニュースだなハード面もソフト面も鍛えられた人だから頼れるな」
「それでも年下の僕に対して、敬語を使うので恐縮してしまいました、謙虚で静かな人ですが部隊では2尉で小隊長を務めたが54歳で終わりなので、早めに退職し生まれ故郷に戻ったようです」
「そうか、日野さんも考えたな、まさる一人じゃ大変だと考えていたが、詳細は別便で連絡するよ」
「はいっわかりました」と、スマホを切る」別便というのは衛星を使った極秘通信で、作戦内容などが含まれる。

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Yさんの冬山常識

翌日は早朝から、登山装備で特装のUSVに乗り込み、国道273で北に向かい滝上町の林道から天塩岳方面に向かう。
林道奥の日野森林管理会社の作業場に車を入れ、カモフラージュする。大き目のザックにスキーやアイゼンを装備、まるで冬スキーと変わらない格好で、登山道を進む。
地元のスキーヤースノーボーダーは、設定されたスキー場は使わず近間の山の傾斜面を滑る傾向にある。山頂までは谷筋を、トップライダーは結構ハードなラッセルになるが、一休みして滑走する爽快感は何物にも代えがたいと言う。
添付の画像にもあるが、北海道の森林限界が低いので、頂上からかなり長い斜面をジグを切りながら滑走して、落葉樹や針葉樹林に入っても、邪魔なブッシュは雪の下なので標高が1500メートルでも、滑走距離が2~3キロは楽しめるようだ。
登りの谷筋も、邪魔な樹木が少ないので滑りやすいが、巨石隠れてる場合があるから登りの間にチェックし、滑走前の”もぐもぐミーティングに時間をかけて事故防止に役立てているようだ。このお話は、Yさんからレクチャーされた貴重な情報だ。

溶岩ハウスに拠点つくり

 

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今にも崩落しそうな溶岩の塊に結構隙間があり丁度いいアジトができた
 2人のねぐらは溶岩帯の隙間

林道から冬山登山ルート入り、前後に登山者が切れるまで小休止し。人目が無くなったら素早く谷筋から樹木帯に、身を隠すように進む。ちょうど巨岩の後ろ側に入り口をつけ、岩の割れ目から監視できるポジションに近づく。巨岩群は樹林帯だがひときわ高く、落葉と針葉樹林で主峰の頂上からも見えあないように囲った工場が真下に見える。ここもYさんが中学生時代に仲間と見つけた、遊び場だったようだ。もっとも、そのころは不審な工場など無かったのだが~。この巨岩隊は山頂からは見えるが、スキーやスノーボーダーには寄り付けない難所で、だれも興味を示さない秘境部分だ。外は3~4メートルの積雪だが、岩が洞窟状に積み重なり、夜でも明かりが漏れない格好の隠れ家だ。2人で6回ほど運んだ、物資で一冬過ごせるくらいの食料と灯油を備えている。監視は主に日中だが夜間の状況も大事な要素だ。

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テスト・テストの積み重ね

電波スキャンのユニットを組み立て、巨岩群の間からアンテナを出しエコーを探知する。この分野はYさんも部隊で経験があるので大いに助かる。夜間もレシーバをつけて、傍受する作戦だ。日中は超望遠のレンズを装着して、工場内の動きを動画と画像に残す。出入りする車両のナンバープレートを含めて,車両のロゴや型式も記録する。3月末まで粘れば、ある程度の姿が掴めるだろう。
4~5日に1度は下界に降り、連絡業務があるがそれも交代で、Yさんが降りると3日くらいはまさるが一人暮らしになるが、今までに無かったミッションだ。PCや装備のバッテリーの充電は、小型発電機を持込み特殊なWifiは衛星経由で感度は良好だ。
夜間の電波の送受信は、ほとんどないが時々暗号文のような信号が飛び交うが、M&SSに送ったが解読できず公安に送ったようだ。

不審な工場は電柵でガードされていた

記録した情報は、リアルタイムでM&SSに送り作戦の進捗はロスタイム無しで進行する。もう少し雪が深くなったら、工場近くまで降下して探索することになった。
岩室のようなアジトから、スキーヤの装備で落葉樹林帯をトラバースしながら、谷筋をすっくり滑走して、こんもりした針葉樹林帯の中に入る。かなりの幅で植林された薄暗い針葉樹林をジグザクに進むと、原生林に似合わない頑丈な電柵でバリケードされた落葉樹林が続く。その先は進めないので電柵沿いに道の迷った風に、ぎこちなく話しながらゆく。木の陰にさりげなく監視カメラがセットされ、不審者を見張っているのだろう。*原生林に監視カメラの方が余程不審なのだが~

 

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2人はさりげなくスキーヤーに合流

ザックに取り付けたムービを、最大望遠にして時々コメントを入れ、高性能のコンパクトカメラも要所要所でシャッターを切り、滑走ルートから外れた2人は入ってきた谷筋から反対側の冬用の登山道(夏の間は水が流れているが、凍結している)に出て、一般のスキーヤーの駐車場まで下った。
そこから日野さんの会社の作業場に戻り、小休止。今日は作業はなく誰も居ないので自分たちでストーブに火を入れ、撮ってきたビデオと画像をチェックする。
「あれっ 落葉樹の向こうにも電柵が張ってあるようですね」と、まさるが肉眼では見えなかった、電柵が奥の敷地近くにもあることが分かった。
「本当だ、相当警戒しているようですね、夏の間は入りやすいと思ったが、変わりないようですね、この近くに水量のある川もあるのですが敷地内に取り込んであるのかな」と、山岳地図を開いてチェックしている。

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冬の登山ルートは夏の間山の水分を集めて清流となる