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少年期のいじめの境遇から一念発起~

久しぶりの国内ミッション-4(作戦進行)

 溶岩アジトからの監視を得て

 Yさんとまさるは、上川の日野森林管理会社に戻り約1か月で収集した資料を整理、コメントをつけてM&SSの本部に送付した。本部でも断片的に送った資料から、トラックや従業員の顔写真から、法務省Nシステムで分析が進み、北海道北部の工場から、鉄道用のコンテナの輸送トラックや、アルミの箱型バンボディーの大型トラックが長距離フェリーで輸送していることが分かった。顔写真では、手配中の人物は見つからないがアジア人がほとんどで、一部中東のアラブ系人間も含まれているようだ。

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不審な工場の反対側の斜面から見ると、工場の動きが間近に見える

M&ss本部は溶岩アジトを一時的に閉鎖し、定期的に発送するモノを確認する作戦に切り替えたいようだ。佐々木さんは、日野さんと相談しYさんをこの後も協力してもらえないか打診したらしい。会社としては、4月から5月にならないと本格的に稼働しないので、本人の意向を聞いてから返事することにしていたらしい。

 

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原野商法詐欺の後遺症

 衛星経由のWifiで受信したメール資料によると、トラックの移動経路は把握したが、大阪や名古屋の倉庫に輸送し、その後も同じようなコンテナを積んで天塩岳の麓の工場に入るらしい。倉庫は、M&SSのスタッフがチェック中で、倉庫そのものもが所有者が不明で何を扱っているか分からないようだ。道内の公的調査機関に報告で、今まで不審に思っていた事案がはっきりした。

謳い文句は”層雲峡のとなり!

調査した資料によると、あの工場の一帯は1960~1970年代に、北海道や東北の農地でもない原野を、リゾート開発や新幹線が計画中などと、尤もらしい重厚なパンフレットで「原野商法詐欺」が横行した跡地らしい。
「この辺も層雲峡の裏側のリゾート地として大々的に売り出したらしいが、相当売れ残った様だ」Yさんが家族に聞いたらしい。
15~6年前大阪の実業家が一部の所有者から買い上げ、製薬会社の工場建設を申請・受理された経過まで判明した。工事が始まって5年くらいは、土木工事が続き関西や北陸ナンバーのダンプだけが出入りしていたようだ。

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Yさん幼少時の遊び場

 Yさんは、当時地元を離れていてその経過は知らなかったが、子供のころの遊び場でもあった天塩岳の麓は落葉樹林で、もう少し起伏があった様だ。今回工場に接近を試みたが幅80~100メートルの分厚い針葉樹林の先に、電柵で仕切られた落葉樹林が40~50メートルあり、その内側にさらに針葉樹林が植栽されたようで、完全に工場を目隠した状態は異常に見えた。先日、車で外から見ようと特装ワンボックスで林道から 観察したが、公道からの入り口が直角に右に曲がり、境界線側と敷地内が針葉樹が植え込まれ建物が見えなかった。

 

チトカニウシ山から偵察

今回は、工場の裏側から接近したが、監視した溶岩アジトからも工場の全容は見えず、時々敷地内を移動する人間を捕捉撮影しただけで、工場の位置関係や資材や製品の出入まで把握出来なかった。Yさんが
「明日、天塩岳の反対側のチトカニウシ山から観察しますか?」
「反対側ですか?登れそうですか?」
「冬は、どこでも登れるんですよ、ラッセルを覚悟してゆっくり登れば、結構いいポイントがありますよ落葉と針葉樹がまばらに生えていますから丁度いいと思いますよ」「じゃ~ビバークの準備もして、様子を見ましょうか?」と、まさるも本気を出す。「大丈夫ですよ、行きは半日くらい掛かる場合もありますが、帰りは1時間も掛かりませんよ」

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落葉と針葉樹がまばらに生えて長時間偵察しても目立たない場所が多い

「あっ そうか矢張り谷筋を往復するのですか?」

「そうですが機材が重いから、スピードを抑えながら下ることになります」

「そうだね最初から2台に絞って、望遠だけにしますか?」

「それぞれ一台にして、工場の建物など施設をやる人と、人物やトラックなどが居たら動くものに絞って撮るとか」Yさんも合理的なプランを出す。二人はち密に案を詰め

る。